何回目かのいいわけが始まった
いや、いや、いや、いや。
どうも、どうも、どうも。
9月になってしまいました。
このページのバックナンバーを開いてみて、最後の文章はなんと、
「ゴールデンウィークも真っ盛り」
などという一文。懐かしいというか、間が抜けているというか。
週に1度か10日に1度は更新しようと思っていたのに、もう4カ月も手付かずになってしまったわけだ。責任者、出てこい! いや、それは私です。
なぜこんなに更新が遅れたのか。
そのわけは簡単だ。要するに、私がさぼっていたからにすぎない。
以前もこういうことがあった。それも、1度とはいわず3回ほど。でも、そのときは、引っ越した、とか、未紗がけがをした。入院した。施設に入った。といった、ま、しょうがないかな、と思えるわけがあったのだが、今回のロング・オサボリにはそうした正当な(?)理由が思いつかない。
ただただ、ワリー、ワリー、とするしかないようだ。
で、ようやく涼しくなってきたようで、これからはちょっと真面目に、マニンゲンに戻って、更新していきたいと思っているのであります。
といいつつも、それどもさぁ。そんなこといってもね。という思いも少しはあるのです。
ね、聞いて。聞いて。
未紗が施設に入ったのが、昨年の7月アタマ。そのころ私は同じ葉山町でも御用邸のすぐ近くに住んでおり、そこから毎日車で未紗のところに通っていた。
だが片道15分とはいえ、あまりにも不便なので、いろいろ探したのちに、未紗のところに歩いて5分という森戸海岸の地にワンルームマンションを見つけ、購入ののち全面リフォーム。
それがいまの“シーサイド葉山”。30年余り前から、湘南ではいくらか知られたリゾートホテルが、分譲マンションに改変されたものだ。
プーリーとドゥージーをつれてこのシーサイドに移ってきたのが、昨年のクリスマスイブの前日で、それ以来、葉山の御用邸ならぬ“サヤマのゴヨーテー”には1度も戻っていない。風を入れるためとか、ガーデナーによる庭のメンテナンス。ダスキンによる屋内清掃などのために帰ることはあるが、泊まったことはない。空き家になったままなので少々もったいないが、仕方のないことだろう。
森戸海岸に移ってからは、未紗のところには通いやすくなり、皆勤賞クラスだ。
週に3日ほどは昼前に行って、食堂ではなく未紗の部屋で一緒にランチをとり、そうでない日には買い物や、私自身の病院、クリニックなどの用事が終わった4時過ぎに訪れて、部屋でおしゃべりの相手や、まっすぐいい姿勢で歩く訓練を手伝ったり、俳句つくりのコーチなどをし、6時には階下の食堂に連れていって、それで帰る。
こんな日課で動いているときは、その空いている時間に犬たちを散歩に連れ出したり、美容院に連れていったりして、だいたいがうまくいっていたが、季節の変化がそれを許さなくなった。
ゴールデンウィークを過ぎたころには、朝も8時近くになると、海岸はもう夏の日差し。犬たちには歩くのも厳しいということになる。
だから6時ごろには出かけなければならなくなり、それがどんどん早まって、7月に入ったころには、毎朝5時起き。
前の夜は早くても1時くらいまでは起きているので、早朝散歩の後は、犬たちに朝飯を与え、私は2時間ほどの朝寝ということになる。
それから1日を終え、未紗のところにももちろん行って、6時過ぎからもう一度散歩。
このころには海水浴客たちのほとんどは去っていて、風は心地よく、夕陽は信じられないほどきれいで、犬のためというより、私にとっても至福の時間帯なのだ。
この朝夕に、近くに住む多くの愛犬家たちと顔見知りになり、私たちも犬同士も挨拶し合ったりして、なかなか楽しくもあるのだが、私(たち)にはもうひとつの大事な目的があるのだ。
それが、森戸海岸のほぼ真ん中、シーサイド葉山の私たちの部屋のちょうど真下にある海の家“NOA・NOA(ノア・ノア)”。
この海の家に、2匹を連れたまま堂々と入り、生ビールを1杯、2杯、ときに3杯、たまに4杯。
すぐ上の我が家に帰るのは8時過ぎか
こういうことがあるので、このページの更新ができなかったのです。
といういいわけ、ご理解いただけたでしょうか。
この4か月、実はほかにもあったんですよ。
私にとってだけかもしれないが、6月末には、なんと74歳の誕生日を迎えた。改めてショックだった。
1年のちには75歳。後期高齢者。私は末期高齢者と呼んでいるが、いよいよその末期に突入するわけだ。
そんなことも含め、さぼっていたこの4カ月のさまざまなできごと、思い、そしていま現在のことも含めて、これからはわりに真面目に書いていきたい。そう思っています。
まずは、いま話に出た“NOA・NOA(ノア・ノア)”のことから。